英語は留学してもできるようにはならない

英語の勉強のために、海外留学を考える人は多いのですが、留学しても英語力はほとんど身につきません。正確に言えば、1年や2年留学しても、英語力はほとんど身につきません。そう言うことは、アメリカやイギリスに留学してみればすぐわかります。

実は、英語力を身につけるのに必要な学習時間はあまりはっきりしません。人によって大きく異なりますし、正確に英語力を測定するのも難しいからです。たとえ、TOEICで900点以上取れたからと言って、本当に英語ができるとは限りません。英語をマスターできる人間の数が微少で、しかも、その人たちがどれだけ勉強したのかあまりはっきりしません。これでは英語の習得に必要な学習時間というものを割り出すのは難しいです。

とはいえ、たとえ1年や2年留学したからと言って、英語がマスターできるわけがないのは、誰の目にも明らかです。知らない人は、実際の状況を見ていないから、留学業者や英会話業者にだまされるのです。

ある権威ある研究によれば、英語をマスターするには、最低でも5年~10年程度はかかるとしています。会話能力は5年以上、読み書きは7年以上です。これは、幼児期に米国に渡った人の場合です。実際、個人的な経験で言うと、普通、5年や7年で英語がマスターできるとは到底思えません。

いろいろな人の様子を見ていると、中学1年生前後から英語の勉強を始め、毎日休まず、5~6時間ぐらい必死に勉強したとして、大学を卒業する10年後ぐらいに何とかまともな英語力がついている様です。

しかし、これは一流大学に行ける頭脳を持った人の話で、それ以下の人では、10年かけても難しいのではないかと思います。これは無理のない話で、米国や英国で生まれ育った人でも、英語が本当にできる人は、ほとんどいません。それを考えると、10年間必死で勉強しても、英語のマスターはごくわずかな人だけというのは、当然すぎる結果と言えると思います。

もっとも、早い時期から正しい勉強を一日も休まず毎日続ければ、たいていの人は英語力が伸びていくのは事実ですから、努力する価値はあると思います。ただ、悪質な英会話スクールや留学業者にだまされない様に気をつけることが大切だと思います。

広告