今年は13日の金曜日の当たり年/今日は作曲家ジョアキーノ・ロッシーニの命日

13日の金曜日は、ご存じのように、不吉とされる日です。13日の金曜日は最低年に一度はありますが、最大で年に3回あることもあります。実は、今年がその年に3回ある年なのです。来年と再来年は、年にたった1回しかありません。今度3回ある年は2012年です。だから今年最後のこの13日の金曜日を盛大に祝わないといけないような気が・・・しません(笑)。

それにしても、次の13日の金曜日は、2010年の8月です。9か月も待たないと、次の13日の金曜日が来ないなんて、なんて不運なのでしょう。気が滅入ってしまいますね。

この13日の金曜日ですが、言うまでもなく日本の迷信ではなく、欧米、特に英語国とドイツとフランスで広まっている迷信です。その起源はあまりはっきりわかっていませんが、あまり古いものではなく、最近のものの様です。13日の金曜日を不吉だと書いている最も古い英語の文献が1869年のジョアキーノ・ロッシーニの伝記です。ジョアキーノ・ロッシーニ(1792年2月29日-1868年11月13日)という人は、イタリアの作曲家です。

ジョアキーノ・ロッシーニは金曜日は不吉な日で、13は不吉な数字だと考えていたようですが、本人が死んだのも、なぜか13日の金曜日でした。奇しくも、今日は11月13日の金曜日で、ジョアキーノ・ロッシーニの命日ですね。

ジョアキーノ・ロッシーニについて調べると、生まれた日も2月29日という変わった日です。なかなか誕生日が来なくて、誕生パーティーをやってもらえなかったかもしれません。それとも誕生日があまり来ないので、ちっとも年を取らなかったとか。

金曜日が不吉だとされるようになったのは、古くは14世紀に書かれたチョーサーの『カンタベリー物語』にさかのぼるようです。キリストは金曜日に十字架にかけられたそうです。ただ、その日が13日だったというのはデマのようです。株式市場関係者の間では、「暗黒の金曜日」(Black Friday)という言葉もあるようですね。「暗黒の月曜日」(Black Monday)というのは聞いたことがありますが、金曜日も不吉だと思われている様です。不吉というのは、株価の大暴落が起きると言う意味です。

数字の13が不吉だというのは、12で完了という考え方があるからの様です。実際、カレンダーの月は12あり、時計も伝統的には12時までの表記です。13という数字は、12まで行って完成したものを破壊すると言うことで、不吉と考えられている様です。

その他、キリスト教の最後の晩餐や北欧神話で、12人いたところに13人目が来ると、最初にいた12人のうち誰かが死んでしまうので、不吉という話もあります。

日本では4が不吉な数字です。それは4は「し」と読み、「死」と同じ音になるからです。それぞれ国によって、いろいろなものが不吉だと言われているわけですね。アメリカやイギリスでは、「4は不吉」と言っても、理解してもらえません。

“Four means death because these two words sound the same in Japanese.”

・・・と言わないとわからないでしょうね。

13日の金曜日は本当に不吉かどうか学問的に研究した論文もあるようです。そういう研究によると、13日の金曜日の方が幸運に恵まれるとか、不運になりやすいとか、結果がはっきりしないのだそうです。しかし、迷信を研究するなんて、ずいぶん暇な人もいますね。

それよりも、こういう迷信の逆をやることを趣味にしている人たちがいます。こういう人たちは、わざわざ13日の金曜日に特別なことをやってみたりしているようです。また、13日の金曜日に限らず、あらゆる不吉なことを実践している様です。はしごの下を歩いたり、鏡を割ったり・・・。こういうのは、英語圏では不吉とされていることです。おもしろい人たちですね。

人間は迷信に弱い生き物です。13日の金曜日だからと言って、不吉なわけがありません。12日の木曜日や14日の土曜日と何も変わりません。科学が進歩した時代に未だに迷信に踊らされるのは、情けないことです。私たち人類は、早く迷信から卒業して、理性的な生き方をすべきですね。

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